【初心者必見】着付師が教える無料で簡単に補正する方法
初めて記事を投稿します。
札幌在住の30代和裁士&着付け師です。
着物が大好きでリサイクル着物ショップをよく利用しています。
これから、私の経験や知識を活かした記事を書いていきますので、
よろしくお願いします。
今回は、初心者が最初に悩む補正についてお教えしますね。
目次
着付け師が教える
着物初心者向けタオルと腰紐だけで出来る簡単補正
リサイクル着物などのショップで着物を揃え、
さあ着付け!と意気込んでいる貴女。
着物用下着からそのまま長襦袢に袖を通そうとしていませんか?
着物姿を美しくするには「補正」が必要ですよ。
それでは、お金を掛けずに、
簡単に補正をする方法を教えますね。
使用するのは、
どこの家にもある普通のタオルと腰紐だけですよ。
洋服をきれいに着たい時、
下着で体のラインを整えますね?
着物も同じですよ。
違いは「曲線」を作るか「直線」を作るか。
着物は直線を作ります。
Iライン(ずんどう)が理想です。
そのため、体の凹凸を無くす補正が必要なのです。
補正する部分と補正の効果
- 腰回り
- 肩口~胸元
- 胸下
主な補正部分は、
腰まわりです。
普通は身体の中で
一番くびれている部分ですね。
腰の後ろとヒップの段差は厚めに補正すると帯の収まりが良く結びやすくなりますよ。
鎖骨部分 と衿元部分の補正が大事です。
衿元部分をきちんと補正して、
着付け後に「抜いたはずの衿が戻る」「衿の合わせが崩れる」という失敗を防止します。
肩は左右で高さが違う人が多く、
下がっている側の肩に補正をすると背中心もずれません。
胸下~みぞおちの段差がある人は補正しましょう。
バストの豊かな方はここを補正すると
胸から帯に掛けてきれいなラインが出来て帯が食い込みません。
補正の仕方
ショップや通販では様々な補正道具がありますが、
家にあるものでも十分です。
使うのはフェイスタオル3枚にハンドタオル、腰紐1本が基本ですよ。
- 腰まわり
- 衿元
- 胸下部分
フェイスタオル1枚を横4つ折り、縦半分にしたものと
縦の中心線に腰紐を置いて3つ折りしたものを用意します。
3つ折りの方を腰に巻いてみて余る様なら両端を折り、
もう1枚つなげて伸ばします。
調節出来たら後ろに4つ折りタオルを折山を上にして当て、
落ちないよう前かがみで3つ折りタオルを巻き、
2枚一緒に腰紐で固定します。
補正専用に縫って紐を付けたタオルを使っている方もいますね。
自分用の物が1つあるといつでもすぐ着られますよ。
フェイスタオル1枚を縦半分に折り、
胸元を中心にV字に折り当てます。
肩の高さが違う場合は下がっている方の肩にタオルがかかる様にしましょう。
この状態だと落ちてきますが着付けてしまうと摩擦で動きません。
胸下中心に三角に折ったハンドタオルを入れると隙間が埋まります。
和装ブラ等の内側に挟んでおけば汗も吸って快適です。
補正をした上から薄手の腹巻きで全体を押さえるとよりきれいに収まりますよ。
どんな体型の方でも、
上手に補正をすることできれいな着姿を作れます。
今回紹介した補正方法はほんの一例です。
いろいろ試してみて、
一番きれいに見える補正を探してみてください。
今回は、「着付け師が教える
着物初心者向けタオルと腰紐だけで出来る簡単補正」でした。
質問があったら「お問い合わせ」から気軽にご相談くださいね。
それでは、また (^O^)/