卒業式の袴を選ぶときに注意する事と価格の違いは?

卒業式の袴はどうやって選ぶの?価格の違いは?

今年も卒業シーズンが近づいてきましたね。

卒業式の定番スタイルと言えば袴姿ですが、
普段は袴を着る機会がないのでレンタルしようと思う人がほとんどですよね。

でも、お店によって価格も違うし、
何がどう違うのかどこで選んで良いのか悩まれる人も多いのではないでしょうか。

今回は、その疑問についてご説明しますね。

レンタル袴の価格の違いとは?

袴を探そうとネットを見て「値段がまったく違う」「何が違うの?」と思ってはいませんか?
少しでも安くレンタルしたいと考えたときの注意点をご説明します。

素材とデザインで価格が違います。正絹やブランド物は高いですね

着物を持っていない場合は、振袖と袴セットのレンタルが便利ですね。
着物の価格は生地によっても違ってくるのですが、
袴に合わせる振袖は正絹と呼ばれる絹と合成繊維のポリエステルがあり、
正絹のほうが高くなります。

正絹の着物とポリエステルの着物の違いとは?

正絹の着物はシルク素材なので身体になじんで着崩れしにくいのが特徴です。
けれどもシミをつけてしまうと落とすのに手間が掛かります。

その点、ポリエステルは自宅で洗濯出来るので汚れを気にしないで済み気楽です。
しかし、通気性が悪いので内側に熱がこもりますし、
冬場など乾燥している季節は静電気が発生するので静電気防止スプレーは必需品ですね。
また、生地が固めなので、正絹のように身体になじまずゴワゴワする着物もあります。

写真を撮った時、
正絹は光沢や柄の凹凸が出てきれいに写りますが、
ポリエステルは、正絹と比べると安っぽく見えますね。

それではポリエステルではダメなのかというと、
技術が発達してきたので、正絹と見間違うような商品もあります。
ポリエステルでも余りにも安すぎる商品を選ばない限りはほぼ問題はありません。

正絹の袴とポリエステルの袴の違いとは?

正絹の袴は
学校の先生など卒業式や式典で着る一部の人を除いてほとんど売れません。
ですから、扱っているお店も少なく、あっても値段が高いですね。
10万〜20万円位します。

ポリエステルやウールの袴も、他の着物のように普段着たり、
結婚式の披露宴に着て行ける着物ではないのでほとんど売れません。
基本的に卒業式の袴はレンタルのポリエステルがほとんどです。

昔は、ウールの無地袴が一般的でしたが、
ボカシや刺繍の入ったオシャレなポリエステル袴が人気なので、
ウールの無地袴はほとんど売れませんね。

デザインの違いとは?

袴スタイルには流行や売れ筋があるので、
人気のデザインの商品やこだわりを持っているブランドはレンタル料金が高くなりがちです。

袴の人気デザインとは?

刺繍がたくさんあったりぼかしなど凝ったデザインの袴は、
シンプルな無地よりも高いですが、ブランドやお店によっても価格が違います。

袴のレンタルは店舗orネット、どちらが良いの?

  • 呉服屋や貸衣装屋の店頭で選ぶ
  • 実際に目で見て選べてサイズを合わせることができることもあるので安心です。
    ただし、店を構えてテナント料や人件費が掛かるので価格は割高になってしまいがちです。

  • ネットで選ぶ
  • 自宅に居ながらたくさんの中からゆっくりと選べて手間が掛からず、
    しかも店舗よりも安いのが魅力です。
    けれども卒業式が近づいているのに商品がまだ届かない、
    ギリギリに届いた生地がペラペラでイメージと違う、
    サイズが合わないなどのハプニングが発生してしまうこともあります。

  • レンタルが間に合わないなら、リサイクルがお勧め
  • レンタルで揃えようとしていたのに気がついたらもう2月。
    ネットで見てもお店に行っても気に入ったものがなく間に合わない。
    それなら思い切ってリサイクルをおすすめします。

    なぜかと言うとレンタルよりも安いからです。
    一回しか使わない袴でもレンタルより安かったら買っても良いですね。
    親戚、兄妹や近所の人が使うかもしれませんよ。

リサイクルならネットオークションよりリサイクル着物ショップ

もう時間が限られているので着物専門のリサイクルショップが安心です。
ネットオークションだと、個人が所有している古い袴は
シミや汚れ、カビ、防虫剤などのにおいが残っている場合があります。
卒業式で袴を着る機会は限られているので、問題があったときのリスクが高すぎます。

リサイクル着物ショップでも、袴の取り扱いは少ないので、
まずは電話して確認した方が良いですね。

たんす屋がお勧め

また、リサイクルショップのたんす屋さんでは、
袴のレンタルを行っているお店もありますよ。

たんす屋さんは、問屋が直営しているお店なので、値段も安いですね。
リサイクル品が無かったら、たんす屋さんでレンタルをしても良いですね。

まずは、電話で確認してくださいね。

今回は、「卒業式の袴を選ぶときに注意する事と価格の違いは?」でした。

参考になれば嬉しいです。

それではまた!