10月27日(日)・28日(月)ミッドタウン六本木で佐竹塾開催

着物の愉しみ-神無月

西陣坐佐織(にしじんざ さおり)のブランド「かはひらこ」

株式会社西陣坐佐織代表取締役  

きものブランド「かはひらこ」主宰  

佐竹美都子さんにご来場いただきます。

 

セーリング競技の元オリンピック選手の美都子さんの夢は、

来年開催される東京オリンピックに向けて、

海外から訪れる人たちに着物姿でお出迎えする人を増やすこと。

 

そして、もっと着物を気軽に着て、着物姿を増やしたいと思い、

着物と帯のオリジナルブランドを作ったそうです。

 

ブランド名は、大和言葉で蝶を意味する「かはひらこ」。

蝶は、何度でも生き返り再生する生命力を持っていると言われています。

日本の女性もたくましい生命力を持つ蝶のように生き抜いてほしい。

そして、着物の世界を再生したい。そんな思いを持って「かはひらこ」を立ち上げたそうです。

西陣坐佐織(にしじんざ さおり)

実家は代々続く西陣織の機屋です。

美都子さんの父 佐竹司吉(かずよし)氏が西陣から加賀に織機を移したのは自然の中で物作りをしたいという思いからでした。

 

昔ながらに桑を育て、養蚕して糸を作り、裏庭の植物で染めていく。

糸に拘り、染料に拘り、織りに拘る、それにより以前よりも多様性のある帯が生まれるようになりました。

機織の写真 お蚕さんの写真

 

そんな父親の物作りに対する熱意を感じるうちに、

「この家に生まれたからにはまず仕事を覚えることが大事なんだ」と思えたと言います。

競技生活を終えた後、京都に戻り父親に弟子入りし、手機と自動織機で帯作りを学びました。

約10年地道に技術を学び、西陣では数少ない女性職人として女性目線での帯作りをしたいと思うようになりました。

佐織の商品は、有名人が着用したり、各種雑誌に載っていることが多くあります。しかし、限られた数しかないため、百貨店や呉服屋さんに預けることはありません。佐織の商品は基本的にお客様の箪笥の中か、工房にしかありません。

今回は、佐織の工房にある商品を全てお店にお持ちしますので、ぜひご覧くださいませ。

佐竹親子の写真

略歴

佐竹 司吉(かずよし)氏

昭和22年 福井県生まれ

昭和45年 家業西陣織の創作活動を始める

作歴

上皇后美智子様ご着用帯地製機

平成の名品選出

奉書紬 復刻 パリコレに出品

受賞歴

加賀絹「月光」通商産業大臣賞受賞

中小企業長官賞、近畿通商産業局長賞、

京都府知事賞、京都市長賞その他受賞

所属

西陣織協同組合 理事 加賀織物協同組合

 

佐竹美都子の写真

略歴

佐竹 美都子さん

1976年京都市生まれ

1999年同志社大学経済学部卒業

1999年株式会社三和銀行(現 三菱東京UFJ銀行)入社

2002年同上 退社

2004年アテネオリンピック セーリング競技日本代表
(株式会社島精機製作所 所属)11位

2005年家業の西陣織製造業につく

2008年UNITED ARROWS の着物制作2011年銀座松屋にてH.P FRANCE ・JASUMINとのコラボ企画

2012年株式会社西陣坐佐織 設立

2013年オリジナルブランド「かはひらこ」立ち上げ
華道 小松流師範 能楽観世流・煎茶道など和の文化に触れる

佐竹美都子さんは、いろいろなサイトで紹介されています。

下記をクリックすると見ることが出来ます。

「かはらひらこ」のホームページはこちらをクリックしてください。

東洋経済オンラインの記事はこちらをクリックしてください。

京都きもの市場の記事はこちらをクリックしてください。

京都新聞の記事はこちらをクリックしてください。

かはひらこの帯コレクション

唐織・つづれ・金華山…40台の機で様々な織り組織を作り出しています。

西陣坐佐織の技術と最高級の糸で織った織組織が存在感を表現します。

桜柄の帯 黒地の袋帯

小紋柄の帯 市松柄の帯

月に蝶と古典柄の帯 月に蝶

 

かはひらこの小紋

オリジナルの柄と伊勢型紙のメーカーにお願いしてオリジナルの型を作っています。着物らしくない配色で一点一点色を変え、オリジナルで仕上げました。

アジア更紗の着物 辻が花に蝶

イエローステンドグラス

 

最後に

佐竹さんはとても魅力がある女性の職人さんです。

物作りに対する姿勢も真摯でお話を聞くだけでも惹きつけられます。

ぜひ、気軽にお話を聞きに来て下さい。