プロが教える着物を買ってはいけないお店とダメな店員

着物を買ってはいけないお店の特徴とは?

楽しい着物ライフか、後悔ばっかりの着物ライフかというのは、お店や担当者の影響が大きいですね。

一番ダメなのは、欲しくもない着物を買わされたり、支払いが大変なのに強引に契約させられたりするお店ですよ。

そう感じたら、どんなにDMや電話が来ても行くのは止めましょう。

相手はプロですから甘い言葉で誘いますが、絶対に行ってはダメです。

「買ってはいけない」きくちいまさん

きくちいまさんとは、15年位前、仕事でお会いしました。

今ほど有名では無かったですが着物好きな方には既にファンがいましたね。

赤ちゃんをおぶって来て、お乳を飲ませていました。素朴で素敵な方でした。

この本は、買ってはいけない以外にも「美しく着るために」と言うページも有り参考になりますよ。

図書館で借りるか本屋で立ち読みしてください。

本音で書いてあるので、面白いし、とても参考になります。立ち読みして参考になったら買ってくださいね。

強引でしつこいお店

強引なお店で買ってはいけません。しつこいお店もダメです。

欲しくもない商品、たいして気に入っていない商品をしつこく勧めるお店は疲れますよね。

あるお店では、買うまで値引きをするそうです。9割引の伝票がネットに拡散されていましたね。

9割引で売っても儲かるらしいので、驚きます。

強引なお店は、しつこいお店です。こんなお店では買ってはいけませんね。

そのようなお店は、その場で決めるようにしつこく勧めるので、

「今日は決められません」とハッキリ言ってください。

本当に自信がある商品なら、他を見てから決めてください、と言うはずです。

また、会社によっては店舗販売でもクーリングオフが出来るので、

当日を含めて8日以内にキャンセルすれば平気です。

大手5社のやまと、さが美、ますいわ屋、BANKAN、鈴乃屋は店舗販売でもクーリングオフ出来ます。

特に、3名以上で囲みながらしつこく勧めるお店は最悪なので振り切って帰りましょう。

悪徳商法の画像

個人情報を欲しがるお店

アンケートとか、特別商品だからとか言って、個人情報を欲しがるお店は危険です。

間違いなく、DMが届き、電話がきたり、訪問することもあります。

売出しの案内か、展示会の案内ですが、本当にしつこいです。

行くというまで、電話や訪問を止めないです。

そのしつこさに負けてお店に行ってしまうと、大変です。

個人情報は絶対に書かないでくださいね。

値引きをするお店

値引きをしてもらえると嬉しいですよね。

でも、半額で買って喜んでいたら、9割引の価値しかない着物だったらガッカリですよね。

まともなお店は、値引きしません。

お店のセールで割引になっている事はありますが、店長が電卓叩いて値引きするお店は信用できませんね。

家電のように定価が決まっていたり、同じ商品がいろいろなお店で買えるなら話は違います。

ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダ電機に行って、価格交渉する事はあります。

でも、着物はそのお店にしかない場合がほとんどですし、一般的な定価もありません。

最初から値引き前提で本来の価格の5倍〜10倍付けているとしか考えられません。

そんなお店信用できますか?

悩む女性

すぐに高い商品を勧める

小物を買いに行ったのに、清算が終わったら突然高級品を見せて

「素敵でしょう」なんて言うお店は無視して帰ってくださいね。

そんなお店は、全員が売上の事しか考えておらず、

貴女に似合う着物を着て欲しい、喜んでもらいたいなんて思ってもいません。

お店や会社が売りたい儲かる商品を勧めているだけです。

そんなお店では小物とメンテナンスだけにしてくださいね。

商品知識がない店長や店員

「付け下げと訪問着ってどう違うのですか?」と聞いても

「ほとんど同じですよ。」「今は付け下げ訪問着って言いますから。」などと曖昧に答える店員。

加賀友禅と京友禅の違いや本場結城紬と石毛結城紬の違いなど答えられない店員。

自分が見せたい商品の知識だけはあるが、その他の知識がない店員が多いですね。

夏場に「上布ありますか?」「えっ!何ですか?」と聞き返す店員。

本塩沢を塩沢紬って言ったり、帯締めの冠を「ゆるぎ」と読めないなど情けない店員が多すぎます。

そんなお店では買ってはいけませんね。

着物屋の販売員のイラスト

女性の店員が着物を着ていないお店

きくちいまさんも、本の中でそう言っています。

店長さんや店員が着物を着ていないという事は、

着物のことをたいして知らないし、着物大好き!じゃないですね。

店員には、着物についてのアドバイスをして欲しいので、日常的に着物を着ている人の方が安心ですよね。

特に着物と帯の組み合わせや小物の色合わせなどは着物を着ている人に聞きたいですね。

ただし、洋服を着ている男性店員でもベテラン社員なら知識やセンスが抜群な方もいます。

百貨店にある高級呉服店のま○い○屋さんの店長さんは、知識、センス、マナーが良い人が多いですね。

一番危険なのは、若いホストのような男が接客するお店や、若い女の子が馴れ馴れしく接客するお店ですね。

チヤホヤされて気持ちが良いかもしれませんが、高い買い物をさせられますね。

チヤホヤされたり、ホスト商売が好きなら良いんですが・・・。

「着物を着ていれば安心なの?」

そういう事ではありません。

やっていることは着物を着ていないお店と同じで、制服が着物になっただけのお店も多いです。

若い男性や女性の店員が着物を着て、「わ~素敵~」なんて接客している風景を見ますね。

そんな店員は、商品知識や会話のボキャブラリーが少なく、素敵〜、似合う〜、オシャレ〜、しか言えないですね。

着物を着ている、着ていないは別として、接客を受けているとそう言う事は分かりますよね。

売りたいだけの店員

なんでも良いから売りたい!っていうお店ありますよね。

「これ素敵ね~」と言うと、「そうでしょう!絶対似合いますよ!」

「これも良いわね~」「そうです。これも良いでしょう!」

「どちらが良いかしら~」「どちらも良いから両方買いましょう!」

「少しはアドバイスしてよ~!」と言う気持ちになる店員もいますよね。

どれが良いか、どれが良くないかをはっきり言わないお店や店員はダメですね。

店員は何でも売れたら良いんです。ただ売りたいだけなんです。

悩んでいる女性

頻繁にDMや電話、訪問まで

個人情報を書いてしまったら、その後すぐにお礼の手紙が来て、電話が来て、売出しのDMが来ます。

売出しのDMは、記念品プレゼントや限定500円など破格な商品しか載っていません。

数日後電話も来て、「記念品取りに来て〜」「500円の〇〇取っておくから、いつ来られますか?」などと誘われてお店に行くと、

〇〇先生や店長が高い商品を何枚も着せて、買うと言うまで値引きして、買わせます。

こんなシナリオになっているので注意してください。

また、お店ではなく、催事会場で行う展示会に誘う事もあります。

展示会は、買う目的があり、気に入らない商品は断る強い気持ちを持っていかないと大変です。

ただ、店舗ではない場所での展示会はクーリングオフ が適用されるので、必ずそのことを確認してください。

クーリングオフの画像

お出掛け会に誘う

浴衣の男女デート

たいした着物を買っていないのに、お出掛け会に誘われます。

お金も掛からないので、参加したら、

楽しくて、担当者ともコミュニケーションが取れて行って良かったと思います。

その後、着た着物の丸洗いを無料、もしくは安くやってもらえます。

丸洗いが出来上がった頃に記念品プレゼントや500円商品のDMが来ます。

その後、電話が来て日時を約束して着物を取りに行くと作家展を開催しています。

そこで〇〇先生と店長にしつこく勧められて、買う羽目になります。

お出掛け会に行くのは良いですが、このようなシナリオがあるので、注意してくださいね。

結論

基本的に、ショッピングセンターにあるチェーン店はお勧めしません。

ただ、お店や店員は自分との相性なので、自分がそのお店を気に入ればそれで良いですね。

心配な方は、お店に行く前に、「店舗名 しつこい」と検索するか、

「ヤフー知恵袋」や「教えてgoo」でその会社名で調べてください。

どこのお店が良いか、アドバイスが欲しい方は、問い合わせから連絡してくださいね。

貴女が、着物を買って幸せを感じるように、 きちんとアドバイスしますよ。

貴女の着物ライフが楽しく充実するように応援しています。

それでは、またお会いしましょうね🤗