入学式と卒業式の着物のコーディネイトは替えましょう

卒業式と入学式のコーディネート

卒業式は、一緒に学んだ友達や先生とのお別れと感謝を込めています。

入学式は、新しい仲間や先生と出会う期待と喜びが込められています。

このように式自体の意味合いが違いますし、
多少時期も違うので、着物や帯の色で変化を出しましょう。

卒業式のコーディネート

卒業式に合う着物

着物の種類としては、訪問着、付け下げ、色無地ですね。

お別れ、感謝の意味を込めて、
全体的にシックに決めていきましょう。

華やかな色柄より、押さえた色の古典柄がオススメです。

帯は、二重太鼓の織りの袋帯をお勧めします。

名古屋帯でも織の吉祥文様ならぎりぎりセーフですが、
お祝いの式典ですから、喜びを二重にという意味も込めて袋帯が良いですね。

小物の色の組み合わせは、
同系色の濃淡を基本にして、
上品にまとめましょうね。

その日の天候によっては、まだ肌寒いこともありますので、道中着やコートが必要かもしれませんね。

コートなどを上に来たほうが、
帯付きより道中はしっくりくると思います。

ただし、会場に着いたら、必ず脱いでくださいね。

長羽織という選択もありますが、
色柄によってオシャレ感が強すぎる事があるので、要注意ですね。

ポイントは、お祝いの式典、別れ、感謝です

その事を念頭に置いてコーディネートしてくださいね。

入学式のコーディネート

入学式は、新しいスタート、期待、希望、お祝いといったキーワードですね。

ちょうど桜の季節でもあり、
明るい地色の訪問着や付け下げがステキですね。

もちろん、色無地や江戸小紋でも平気ですよ。
一つ紋があった方が良いですが、無くても大丈夫です。

地色が濃い目、渋目だったら、
アンバランスにならない程度の明るめな色の刺繍半衿や重ね衿、帯揚げで
春のイメージにしてくださいね。

帯は、織の礼装用袋帯が基本です。
江戸小紋や色無地も礼装用の袋帯を締めることにより、格が上がります。

入学式ですから、豪華な柄、華やかな柄で良いですね。

季節的に、羽織やコートは必要ないと思いますが、透ける素材の塵よけコートもステキです。

入学式に着る着物選びは期待、希望、お祝いがポイントです。

明るく華やかなイメージで選びましょうね。

同じ着物を卒業式と入学式に着る場合

着物は同じでも、帯や小物で雰囲気を変えて着てくださいね。

卒業式は、銀系であっさりした柄の織の袋帯で小物は渋めにシックに。

入学式は、色糸を多めに使った華やかな織の帯で、小物は明るめな色で。

特に、色無地や江戸小紋は帯と小物を変えると全く雰囲気が変わります。

こんな感じで、卒業式と入学式の気持ちの変化を表したらと思います。

ヘアスタイルとメイク

入学式、卒業式は、式典であり、主役はお子様です。

ですからお母様は、控えめで上品なイメージにしましょう。

ヘアスタイル

ヘアスタイルは、着物の場合はアップが良いですね。

夜会巻きを基本にして、
おとなしめなべっ甲やパールなどのかんざしをつけると上品ですよ。

メイク

メイクも控えで上品な雰囲気を心がけましょう。

日本人形の切れ長の目に、小さいお鼻、おちょぼ口というイメージですね。

控えめで上品なイメージだからといって、
ナチュラルメイクは、メリハリがなくボーっとした感じになりがちです。

目は切れ長に見えるようにきっちりメイクし、
口元は、濃い目のリップで引き締めると良いですね。

着物の色や柄と合うように、
トータルバランスを考えてヘアスタイルとメイクを決めてください。