秋から着付けを習おうと思うのですが、 どこがお勧めですか?
目次
無料着付け教室は、絶対に反対です。
私は、着付教室には今現在利害関係は全くありませんし、
特定の着付教室を推薦したからといって報酬をもらうことはありません。
ですから、純粋に個人的な意見をお話します。
まず、私の個人的意見の大前提が、
どんな目的で着付けを学ぼうと思ったとしても、
無料の着付教室に行くことはやめましょう、という事です。
この事に納得出来ないなら、この先は読む必要はありませんね。
分かりやすく言うと、
どんな嫌な事があろうと無料で着付けを覚えることに意味を感じている人は、
私の意見は聞くだけ無駄だと思います。
嫌な思いがどんな物かを知るには、
未だにクレーム系の口コミがスゴイ「ナレコムスクール口コミサイト」で検索するか、
「無料着付け教室名 口コミ」でググると一番上に出ますね。
この無料着付け教室だけには絶対に行って欲しくないです。
先日も、無料着付教室に行っている方とお話をしたら、
その着付教室恒例の大島紬のセミナーで
380万する着物と帯を130万にすると言われたけど買わなかった、と言っていました。
一般的な物販でそんな事があり得ますか?
正札って何なのですか?
もし、定価で買ったら・・・
そんな商売をしているのですね。驚きました。
しかもメーカーが直接販売するので、中間マージンが掛からず、市場の3分の1と言っているらしいです。
それでは、380万が市場の3分の1で、130万だと10分の1位ですね。
普通は原価割れで大赤字ですね。
でも、この会社は、有名芸能人のテレビCMが出来る位儲かっています。
いまどき着物関係の会社でテレビCMをやっている会社なんて、この着付教室くらいです。
また、セミナーで買わないと、先生から無視されたりイジメられることもあるらしいです。
先生という名の販売員ですから仕方がないですよね。
この手の話は、腐るほどネットに充満しているので、
興味がある人は、「着付教室名 クレーム」で検索してみてください。
もっと問題なのは、
その着付教室の独自のカリキュラムというものが存在しないということです。
着付けを教える先生と呼ばれている販売員の技術、技量で教えるわけです。
もう、全て先生次第、運ですよね。
将来着付け師や講師になりたかったり、
自宅で着付教室を開きたいと思っていても無理です。
先生と呼ばれる販売員にはなれるかもしれませんが、
それ以外の道は無理ですね。
このような理由で私はこの着付教室は絶対に反対です。
もし、私の見解が間違っていたら訂正しますので、
お問い合わせからご連絡ください。
それでは、無料着付け教室じゃなければ、平気ですか?
それが、ほとんどの着付教室は、有料なのに販売もします。
無料着付け教室よりは、強制的ではないですが、
有料着付教室にとっても販売は大きな収入源です。
私の知る限り、
ある程度大きい着付教室で半強制的な展示会などの販売会を行っていないのは、
着物屋さんが母体の「さが美文化学苑」と「鈴乃屋きもの学院」です。
母体の着物屋さんの展示会は告知される事もあるらしいですが、
参加する義務や強制は全く無いそうです。
なぜ、着付教室がメインの会社は、物販を行うのか?
着付教室の収入だけではやっていけないからです。
着付教室最大手のハクビは、
2003年民事再生法の適用を申請しヤマノホールディングスの子会社になりました。
現在は、ヤマノホールディングスから離れ、独立した会社になっています。
着付教室の大手でも、厳しいビジネスです。
まじめにやっている着付教室は経費が結構かかります。
- 着付教室は、教育ビジネスなので、講師の教育などの費用もかかります。
- ケイコとマナブなどの雑誌広告やネット広告など広告費もかかります。
- 授業料を高くすると生徒が入ってこないので、あまり高く出来ません。
- 駅前の良い場所に教室を作らないと生徒が集まらないので、賃貸料も高いです。
- 優秀な先生にはある程度報酬を出さないと他に行ってしまいます。
授業料と物販の収入だけでは足りないので、
入会前には告知していない高額な免状料や数十万の看板料などを徴収します。
「さが美文化学苑」だけは、最後の看板料までネットやパンフレットで明示していますね。
他の大手の着付教室は、看板料は明示していないですね。
看板料は、大体30万円前後が多いようですね。
目的別お薦めの着付教室
自分で着られるだけで良い
「くるり」の8回着付教室をお薦めします。
料金は、28,000円+税です。
場所が、東京大丸、表参道、吉祥寺、大阪です。
販売はなく、純粋の着付けを教えてくれます。
一番のお薦めですね。
復讐コース 3,500円+税
半巾帯コース 3,500円+税
など1回限りのコースもあリます。
人に着せられるようになりたい
着付け師や講師になりたい
販売会などで売りつけられることがない「さが美文化学苑」「鈴乃屋きもの学院」をお薦めします。
カリキュラムがしっかりしていて、最後まで習うと着付け師や講師の道もあリます。
母体が着物屋さんなので、着付けの仕事もあるようです。
大手の着付教室だと、着付け師の人数が多すぎて、
大ベテランか先生に気に入られている人以外仕事が無いという話を聞いています。
次回は、各着付け教室のことを具体的にお話しますね。