七五三のお母さんとお祖母さんの着物は何ですか?

前回は、七五三についてお話しましたね。

今回は、七五三に付き添うお母さんとおばあさんのお着物についてお話しますね。

基本的な考え方

七五三は、正式な行事ですから、フォーマルの着物です。
でも、主役はお子様なので、派手過ぎず格式がある着物ですね。

お母さんもおばあさんも同じ着物の種類で良いですよ。

一番お勧めは、色無地

紋付きのほうが良いので、もし紋付きの色無地を持っていない場合は、
今後も着ることが多いので、紋を入れてもらいましょう。
着物専門店でお願いすれば、6,000円前後で入れてもらえますよ。

お父さんの実家が格式など気にしないようなら、紋が無くても問題無いですね。

なぜ、色無地が一番お薦めなのか?というと

主役はお子さんなので、お母さんは主役を引き立てる役割です。
ですから、控えめな色無地が良いですし、
格式を重んじる家柄でも、紋付きなら付下げよりも格が高いので問題ないのです。

色は、ピンクなど派手でも良いのですか?という質問もありますね。

20代、30代前半ならピンクで良いですよ。
あとは、実際の年齢よりも若く見える人もいるので、
似合うかどうかも大事ですね。

色無地をフォーマルに着るなら、濃い地色よりも淡い色のほうが上品に見えますね。
最初に作る色無地は、淡いピンク系が良いですよ。

生地は最高級のブランド「伊と幸」松岡姫使用で色は100色あリます。
お仕立て上げると、約10万円です。紋入れも可能ですよ。
色無地は、長く着れるので、上質の商品がお薦めですね。

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付け下げ、訪問着

最近の付け下げと訪問着は、見た目そんなに変わらない柄付が多いですね。
訪問着でもあっさりした付け下げのような柄付ならお薦めですね。

付け下げ

基本的には、付け下げは、柄があまり継っていないです。
上前の衽と前身頃の柄は継っていますが、
襟と胸の柄と袖の柄は継っていない場合が多いですね。
あとは、全体的に柄があっさりしてボリュームが少なく小さめな柄ですね。

七五三だけでなく、入学式、卒業式などの式典やお友達の結婚式にも良いですね。
仕立て上げると10万円くらいです。
お買い得ですよ。

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訪問着

訪問着は、柄が全体的に継っています。

上前の衽と前身頃は当然ですが、襟と胸の柄と袖の柄が全て継っている柄付もありますね。
脇も背縫いも柄が継っていて、一枚の絵のようになっている柄付や
総柄のようにボリュームがある柄付もありますね

よほどの家柄か盛大なお披露目会なら良いですが、
普通は、豪華な訪問着だと七五三の付き添いには違和感がありますね。

江戸小紋

江戸小紋は、色無地と同格と言われていますが、柄によって多少違いますね。

定(さだめ)小紋

武士の裃の柄です。
紋は入れませんが、紋付きの色無地よりも格が高いと言われています。
徳川将軍家のお召十、五代将軍綱吉の松葉、紀州大納言の極鮫などがあります。

三役、五役小紋

江戸小紋の代表的な柄です。
鮫、角通、行儀が三役、万筋と大小霰(あられ)をプラスしたが五役です。
色無地と同格なので、紋を入れると紋付きの色無地と同格になります。

お茶会では、色無地や江戸小紋は定番のお着物ですね。

三役の角通しの江戸小紋です。
ブランド「伊と幸」の生地です。

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いわれ小紋

江戸小紋でも、定小紋、三役、五役小紋以外の小紋は、
いわれ小紋で、当時町人が着ていた柄です。

桜やひょうたん、宝尽くしなど日用品や植物などを図案化したものです。
小紋と同じ格なので、七五三には役不足の感はありますね。

その他の小紋

京友禅小紋、加賀友禅小紋、臈纈染めの小紋、刺繍の小紋、絞りの小紋など
いろいろありますが、色無地に準ずるような柄なら、なんとか平気という感じですね。

紬の色無地

牛首紬など後染めの紬地の色無地なら、平気ですね。

着物の種類も、結婚式と同じで両家が納得すればある程度は許容範囲だと思います。

素材

素材は、ポリエステルでも正絹でも構いません。
素材と格は、関係がありません。
というのも、昔はポリエステルの式服は無かったですからね。