着物姿には印伝のバッグが素敵。印伝って何?
目次
印伝のバッグや財布は、着物ファンや和物が好きな人に人気がありますね。
若い人は、知らない人もいると思いますが、
中高年の人なら「印伝は、ステキだけど高いからね~」というイメージが有りますよね。
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印伝の魅力
- 普通の革製品は、使えば使うほど劣化していきますが、
印伝は 逆に使えば使うほど、手になじんできて、しなやかになり艶も出てきます。 - 鹿革なので、柔らかくて、軽くて、丈夫です。
鹿革は、触った感触が最も人の肌に近い革製品と言われていますね。 - 漆で模様をつけるので、艶がある光沢と強度を持ち合わせる。
色漆を使用するようになって、赤、ベージュ、黒などバラエティに富ん柄ができました。 - 体に馴染み鹿革に漆加工をする事により強度が増し、
戦国時代は、鎧や兜に使われています。
印伝の由来
今から400年前の1600年代に来訪した外国人から、幕府にインドの装飾革が献上され、
その後、国産化された物を印伝と読んだらしいです。
江戸時代には、各地で製造されていたが、現在は甲州印傳が有名です。
浅草で制作される印伝は江戸印伝と読ばれ、江戸好みの粋な柄が人気です。
印伝商品
印伝バッグ
着物に似合う形が人気ですが、
洋装に合うリュックタイプやショルダータイプも人気があリます。
革製品でありながら、軽くて柔らかく丈夫で、使えば使うほど光沢が増す印傳は、
一度使うと惚れ込む素材です。
男女問わず人気がありますね。
印伝財布
財布にも非常に適した素材です。
外側の印傳は丈夫なので、内側の革が先に傷んでしまいます。
艶がある光沢と上品な柄が素敵ですね。
印伝の信玄袋
男性が着物着用時に持つ巾着のような袋です。
印傳は、柔らかく軽くて丈夫なので、袋物にも適しています。
高級感があり、着物姿にピッタリですね。
印伝製品によく使われる柄
- トンボ
- 桜
- 瓢箪(ひょうたん)
- 市松
- 青海波
印伝の代表的な柄です。
前にしか進まないトンボが武将に好まれて、数々の武将の兜の柄として使用されました。
トンボは「勝ち虫」と呼ばれ縁起の良い虫の柄として着物にも用いられました。
日本の国花である、日本を象徴する花です。
桜は、「粋」を表す美しい物として、武士にも愛用されました。
瓢箪は「子孫繁栄」を表す中国の伝統的な柄です。
日本では、子供を守るお守りとして使われました。
また、「無病(瓢)息災(むびょうそくさい)」の意味を込めた縁起の良い柄です。
市松は江戸時代の人気の歌舞伎役者が市松柄の袴を穿いていたので、人気が出ました。
市松は様々な柄に使用されてきました。
吉祥なめでたい柄として有名です。
柄の誕生は諸説があり、漆工の青海勘七が特殊なハケを使って書いたという説、
お祝いの舞「雅楽」の着物の柄から取ったという説があります。
印伝の魅力
印伝の商品は、牛革やラム皮よりも高価ですが、
使えば使うほど艶と光沢が出て、軽くて丈夫なのです。
買う時は高くても、長く使えて満足感も高いので、高い買い物ではないと思いますね。
また、一度使うとハマる商品で、何点も欲しくなるという人が多いですね。
印伝のバッグや財布を使っていると、声を掛けられることが多いです。
印伝を知っている人は、「素敵な印伝ね~高いでしょう~!」
印伝を知らない人は、「素敵ですね。その素材は何なんですか?」
印伝は、着物と同じ日本の伝統文化です。
特に着物に印伝のバッグや財布はピッタリです。
着物の時に持つ良いバッグを探している人は、
ぜひ、印伝のバッグをお持ちくださいね。
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