着物を買う時のアドバイスは誰が一番良いですか?

着物を選ぶ時に誰のアドバイスが良いのか?というお話をしますね。

ただし、この話はあくまでも私の考えなので、
誰にでも当てはまることではありません。

それと、この話は、自分が販売する側として、売りやすくしたいから、という事ではないですよ。

着物を購入しようと思うお客様にとって、
最も良いアドバイスをするのは誰かということを私なりに考えた事です。

というのも、お客様自身がアドバイスをする人の選択を間違えたために、
自分に似合う着物、欲しかった着物が買えなかったという事があるからです。

最初に結論からお話ししますと、

良いアドバイスをする人は、ご両親、お兄様ですね。

その次に、ご想像通り、男性販売員です。

ただし、知識と経験があり、信頼できる人でなければいけませんね。

そして、女性販売員です。

女性販売員の場合は、自分と好みがあっていないとダメです。

お奨めしない方は、

自分より立場が上の女性ですね。

例えば、お茶をやっている人ならお茶の先生、
着付けをやっている人なら着付けの先生や先輩です。

女性のお友達や同僚もお奨めしませんね。

その理由を具体的にお話ししますね。

良いアドバイザーか、避けた方が良いアドバイザーかの違いは

貴女に似合う着物、貴女のイメージに合う着物を薦めるか、
自分の好みで薦めるか、という事です。

基本的に、同性は、自分の好みで薦めます。
貴女に似合う着物を選ぼうと思っていても、
無意識に自分の好みで薦めますね。

その上、立場が上であれば、押し付け的になります。
薦める人は良かれと思って薦めますから

それを断るのは至難の業ですよね。

母親は、同性ですが、自分の子供に似合う着物、子供が恥をかかない着物、
子供が引き立つ着物を選ぼうと思いますね。

ただし、着物の事をよく知らないお母様がアドバイスをすると大変ですが。
父親やお兄様は、素人なりに冷静に似合う着物をアドバイスしてくれますね。

注意するのは、振袖を選ぶ時です。

お母様は着せたい振袖のイメージがあるので、
貴女に似合う色柄という意識が少ないですね。

また、本人もパンフレットをたくさん見ていますから、
自分が着たい色柄をある程度決めています。

そこにギャップがあると、話がまとまらないです。

良くあるパターンが、お母様は、可愛いピンクや赤を着せたいのに、
本人は、黒や紫が着たい、モダンな柄を着たいという感じですね。
そこにおばあちゃんも入るとややこしくなります。
おばあちゃんは、お金を出すから口も出します。
「振袖はやっぱり絞りが良いね~」なんてことになります。
三人三様で着せたい柄、着たい柄が違いますから、大変です。

そんな時、ベテランの販売員なら、上手く話をまとめて、
ハッピーエンドになりますが、親子3人だけで選んでいたら、
しまいには険悪な雰囲気になることもありますよ。

振袖だけは、ベテラン販売員に任せた方が良いですね。

次にお奨めする男性販売員ですが、

男性は、自分の好みではなく、貴女に似合う着物、
貴女の良さを引き出す着物を選びます。

異性の目は確かですよ。

ただし、信頼できる販売員でないとダメですが。

女性販売員もプロですから、貴女に似合う着物を選ぼうと思いますが、
同性ですから、どうしても自分の好みが入ってきます。

女性販売員は、好みが合えば最高のアドバイザーになります。

経験があり、信頼できる人なら、着物に関することは全て任せても良いですね。

困ったパターンは、立場が上の女性で、自分と好みが合わない人ですね。

年齢差がかなりあると最悪です。

薦める人の好みになってしまいますからね。

自分一人だと不安なので、アドバイスをしてもらおうと、目上の方と一緒に来て
最終的には自分の好みではない着物を買っていった人を何人も見てきました。

おそらく、ほとんど着ていないと思いますね。

もともと、女性は、一人で買い物をするのが好きなのではないかと思います。

そして最後のアドバイスをプロにしてもらえば、変な買い物はしないですね。

一人で着物を買うのに不安がある人は

  • 失敗しても勉強と思い、自己責任で一人で買い物をして、経験を積んでいく。
  • ネットやリアルショップを見て歩き、目利き力を養う。
  • 信頼できる着物屋さんと知り合いになる。
  • 自分と着物の好みが合う女性と知り合いになる。

こんな感じでしょうか?

私で良かったら、いつでも相談にのりますよ。
遠慮なくお問い合わせくださいね。