卒業式の袴と振袖を合わせる時に注意すること

初めて投稿します。

私は、４０代の子育て中着物大好き主婦です。
日舞を習っていたこともあり、着物が大好きで、
大手着物学院で技術と知識を学び、着物コンサルタントの資格を取得しました。

新品の着物は、値段が高くなかなか手が出ませんので、
リサイクル着物ショップのたんす屋さんによく行きます。
お値段も手頃なので、気に入った着物や帯があると、購入しています。

このブログでは、私の知識と経験を生かした記事を書いていきますので、
よろしくお願いします。

それでは、今回の記事をお読みくださいね。

成人式の振袖を袴に合わせるコーディネート

もうすぐ卒業シーズンです。

せっかくの機会だから、定番スタイルの袴を着たいと考える人も多いのではないでしょうか。
そこで自宅にある成人式の振袖や譲り受けた振袖を上手く活用して
素敵に着こなすにはどのように組み合わせると良いのかをご紹介しますね。

袴姿に必要な物は大きく分けると振袖と袴と履物です。

袴は持っていないけど成人式に着た振袖がある場合には、
その振袖を活用するのをおすすめしますよ。

成人式の振袖は、一般的には中振袖なので袴レンタルセットの小振袖に比べて袖が長いです。
そこで成人式用に作った振袖を袴姿に合わせても良いのか迷われる人もいますが、
もちろんＯＫです。

女性の袴は礼装ではないので、合わせる着物に決まりはありません。
着物は袖が長いほど豪華とされていて結婚式のお色直しで着るのが大振袖、
次に袖が長いのが成人式で着ている中振袖です。

袴は無地が多いので上半身に花や縁起の良い柄のある振袖は、
華やかでおめでたい場所にぴったりです。
同じものだからと躊躇される人もいますが、
じつはコーディネートの仕方によって、がらりと雰囲気が変わります。

しかも袴だけレンタルすると、かなり価格が抑えられますので、
浮いたお金で少し値の張る袴を選んだり、髪飾りや二次会に予算を回して楽しめますね。

無地や無地にポイントのあるもの、グラデーションの袴が最近の卒業式では人気が高いですね。

袴を選ぶときは着物とのバランスが大切になりますが、
着物に合わない袴はないので安心してください。

着物の色や柄に合わせると選びやすいです。

袖に鮮やかな大きな柄がある振袖には、
無地やぼかしが入った袴を選ぶと調和が取れてすっきりとまとまります。

振袖と同系色や使われている柄の色から選んで袴と同じ色にすると合わせやすく、全体の調和が取れますね。
品良くまとめたい人に向いていますよ。

反対色（補色）の袴を選ぶとクールで大胆なイメージに変わります。
合わせたい色の袴がある場合は伊達衿を同じ色目にするとしっくりきますね。

組み合わせによってはモダン、ロマンチック、キュート、エレガントとまったく雰囲気が変わってくるのが袴スタイルです。

同じ着物でも肌の色や体型によっても似合う袴が違ってくることもあるので、
どんな仕上がりにしたいかをまずしっかりとイメージしてから袴を選んでくださいね。

草履を履くときの袴の裾丈はくるぶしが隠れる位ですよ。
でも、ブーツを履く時は裾丈を短かめにします。
大正ロマンの「はいからさんが通る」が参考になりますね。

中振袖は袖が長いのでバランスとしては草履が合うのですが、
どちらを選んでも構いません。
カジュアルなブーツにくらべて草履は正式な場は相応しいとされていますが、
雪の多い地域や当日雨が降った場合はブーツが無難かもしれません。
足袋に雪や雨がついて濡れたりしないし歩きやすいです。

ブーツは可愛らしくカジュアルなイメージが魅力、
草履は清楚な雰囲気に仕上がるので着物と袴を合わせた全体の調和で選んでくださいね。
ただし背が低い人はブーツを選んだときに、
中振袖の裾が袴よりも長くバランスが悪くなってしまう場合は草履をおすすめしますよ。

振袖以外に訪問着、色無地、付下げ、小紋などの着物に合わせて着ても良いのが袴です。
昔は、袴に色無地が定番でしたが、
お気に入りや自宅にある着物をコーディネートしてみるのも楽しいですね。

一生に一度のハレの日を思い出に残るものにしてくださいね。

以上、
「卒業式の袴と振袖を合わせる時に注意すること」でした。

袴のレンタルもネットで簡単に注文できますよ。

ピンクの袴が可愛いですね。

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